地形、水の流れ、既存の植生、建築、そこでの人の活動。土地に固有の条件を読み、その関係から敷地全体の方向性と空間の質を決めるのが、ランドスケープの仕事です。
初期構想から施工段階の設計判断まで一貫して関わり、竣工時だけでなく、樹木が育ち使われ方が変わっていくこれからの姿までを計画します。
ご相談・お問い合わせ:info@watanabe.land
中心となる業務は構想・基本設計です。プロジェクトの段階や体制に応じて、次の3つの形で関わります。
敷地の地形・水・既存樹木・周辺環境を読み、計画の方向性を定めます。建物配置や動線、造成、雨水の扱い、植栽の骨格を建築設計者と並行して検討し、概算工事費を算定できる水準の基本設計にまとめます。
実施設計・施工は施工業者等が担う体制を基本とし、当事務所はその図面や代替案・VE案が設計意図と整合しているかを確認・調整します。樹種や規格の変更、造成高さ、舗装材など、空間の質を左右する判断に加わります。
既存樹木の状態と生育環境、利用のされ方、管理の手間を確かめ、「残す」「手を入れる」「更新する」を判断します。必要に応じて樹木医や管理会社と連携し、段階的な再整備計画と管理方針をまとめます。
担当:ランドスケープ設計
台風で大きな被害を受けた既存樹林を、伐り拓いて植え直すのではなく、再生させることを計画の軸にしました。雨水管理と生物多様性を一体で考え、竣工時を完成形とせず、植生が回復していく過程を前提に設計しています。
2026年 第25回 緑化技術コンクール 環境大臣賞(緑化施設部門)
2023年 第3回 グリーンインフラ大賞 優秀賞(防災・減災部門)
日本造園学会『ランドスケープ作品選集2026(No.18)』掲載
担当:ランドスケープ設計(ペレニアルガーデンパーク)
大型物流施設に、多年草(ペレニアル)を主体とした庭を設けました。季節ごとに表情が変わる植栽で、施設に屋外の居場所をつくっています。
MIPIM Awards 2024 Best Industrial & Logistics Project/Special Jury Award(施設全体として受賞。設計チームの一員として参加)
ESR尼崎ディストリビューションセンター「KLÜBB Park」(兵庫県尼崎市)
担当:ランドスケープ設計(KLÜBB Park)
MIPIM Asia Awards 2020 Best Infrastructure, Community & Civic Building部門 受賞(施設全体として受賞)
ESR市川ディストリビューションセンター 壁面緑化(千葉県市川市)
2020年 第19回 屋上・壁面緑化技術コンクール 都市緑化機構会長賞(壁面・特殊緑化部門)
恩賜上野動物園「パンダのもり」(東京都台東区)
ランドスケープ設計(共同)/日本造園学会賞(共同作品として受賞)
ロンタイン国際空港(ベトナム)
ランドスケープコンサルタント(外部空間、動線・アクセス計画、建築との調整)
ESR東扇島「ペレニアルガーデンパーク」
ESR尼崎「KLÜBB Park」
ESR市川ディストリビューションセンター 壁面緑化
恩賜上野動物園「パンダのもり」(共同)
TSUNAG(優良緑地確保計画認定)では、計画作成の段階から有資格の専門家の助言を受けることに加え、整備・維持管理を有資格の造園技術者が担う体制が求められます(申請者用手引き No.40)。
認定や認証を検討する場合は、配置や造成が固まる前にご相談ください。既存樹林や雨水の扱いを初期に決めておく方が、後から緑地を足すよりも無理なく基準に対応できます。
登録ランドスケープアーキテクト(RLA):TSUNAGの手引きで専門家の例に挙げられている資格です。助言にとどまらず、構想・基本設計を自ら担当します。
SITES AP:SITESの評価の考え方を踏まえ、土壌・水・植生・資材に関わる判断を設計の初期から整理します。
雨水活用施設設計技士:雨水の貯留・浸透・活用を、造成や植栽計画と一体で検討します。
当事務所が担当するのは、適用可能性の初期診断、基準を踏まえた計画・設計、申請資料作成の技術支援です。生態調査、雨水流出解析・浸透試験、モニタリングの実施、整備・維持管理の体制は、調査会社・土木の専門家・施工管理会社と連携して進めます。
※ 認定・認証の可否は、各制度の審査によって決定されます。
代表/ランドスケープアーキテクト
登録ランドスケープアーキテクト(RLA)
SITES AP
RaCS 雨水活用施設設計技士
テンプル大学経済学部、工学院大学建築学科(山本理顕研究室)を経て、ペンシルベニア大学大学院でランドスケープアーキテクチャ(MLA)と建築(M.Arch)の修士号を取得。米国のSWA Group・SOM、日本設計を経て、2015年に事務所を設立。京都芸術大学大学院 教授、桜美林大学 非常勤講師。
新規開発の構想・基本設計から既存緑地の改善まで、範囲を限ったご相談もお受けします。
初期構想・敷地の方向性の検討のみ
既存施設の緑地の診断と改善方針
施工段階での設計変更・VE案の確認
TSUNAG・SITESの適用可能性の初期診断
業務範囲と進め方は、事業条件に応じてご提案します。
連載「発注者のためのランドスケープ」(note):note.com/wmdesign